歴史は繰り返さないが韻を踏む

店長のひとりごと

歴史は繰り返さないが韻を踏む

「歴史は繰り返さないが韻を踏む」
(原文:History doesn’t repeat itself, but it rhymes.)
とは、「トム・ソーヤの冒険」などで有名なアメリカの作家マーク・トウェインがいった言葉であるとされる。(異説もあるようだが・・・)

30年ほど前、英語学習の冊子のコラム欄で見たときには、なんとなくウィットに富んだ言葉だなと思いぼんやりと記憶していたが、年を重ねるにつれてこの言葉の深みを感じ、ここ数年の目まぐるしいまでの時代の変化にこの言葉の真意を気付かされた。

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「未科学」と「非科学」の間に

占星術でいうと2020年から時代は「地(土)の時代」から「風の時代」へと切り替わり、それに伴い時代や社会も大きく変容していくそうだ。
数年前のわたしであれば、その手の話はムダ知識の一つとして楽しく聞くことはあっても、自身の生活や社会活動には関係ないモノとして一笑に付していただろう。

しかし、急激に変わっていく世界を目の当たりにして、何か因果関係があるのかもししれないと思うようになり、流行りの量子力学の理論を見聞きしていると、「占星術」というものの見方が変わってきた。

少し話は逸れるが、わたしは特にややスピリチュアル的なものは「未科学」「非科学」に大別して考えるようにしている。

「未科学」とは、現時点では科学的な因果関係が立証されていないが、いづれ解き明かされるもの。例えば、東洋医学や反重力装置など。

「非科学」とは、科学的な因果関係はない言葉遊びや思想のこと。例えば錬金術やどこぞの宗教の降霊術など。

量子力学について理解を深めていくと、これまで「非科学」として切り捨てていた事案の一部は実は「未科学」として捉えるべきで、現時点では解明されていないが何らかの科学的な因果関係が存在するのではないかと思うに至った。

そしてその代表格が占星術であった。

エントロピーの相似性は事象の相似性を生む・・・?

そもそも「エントロピー」とは何なのか?
エントロピーとは、物事が無秩序に広がっている度合いをあらわす量である。
よく使われる例えで、コーヒの中にミルクを入れて放っておくと、自然とミルクはコーヒーに広がり、最終的にはほぼ均一に混ざり合う。この場合、ミルクをコーヒに入れた瞬間のエントロピーが最も小さく、均一に混ざり合った時点でエントロピーは最大となる。

VasinHirunwiwatwong/Shutterstock.com

「バッドマン・ビギンズ」や「インターステラー」などの作品を世に送り出した著名な映画監督、クリストファー・ノーランの作品の1つに「TENET」(テネット)という映画がある。

クリストファー・ノーランは正確な科学的アプローチをおこなって映画を制作することが知られており、事実「インターステラー」内で登場したブラックホールのモデルは、同作品上映後のブラックホールのイメージを一新してしまうぽどのインパクトと正確性を併せ持っていた。

そしてその「TENET」(テネット)内で「エントロピーが減少すると、時間が逆に進んでいるように見える」というセリフがある。
一昔前まではエントロピーは増大する一方向のみで減少することはあり得ないとされていたが、量子力学がその常識を覆した。
ある特定条件のもとではエントロピーは減少する可能性があり、テネットのセリフにある通り時間が逆行する可能性があると。

最新の宇宙論は、宇宙は誕生した瞬間からエントロピーが極少の状態と極大の状態を内包し、エントロピーの分布の過程をホログラムのように投影しているに過ぎない。と示唆している。

AndreaDanti/Shutterstock.com

ここからは話が飛躍してしまい仮説になるが、エントロピーの分布には重力が密接に関係しているのではないかと考えている。
すなわち、地球を取り巻く惑星の位置関係が重力に作用し、その重力がエントロピーの分布に作用することで時間の周期性や相似性を生むのではないか、と。

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地球の自転が朝と夜を生み出し、公転は季節を生み出す

「地球の自転が朝・夜の1日を生み出し、公転は春、夏、秋、冬の季節を生み出す」こう言ったときに違を唱える者はいないだろう。

地球そのものではなく、他の天体に目を転じるとどうだろうか?
月は地球の潮汐力を生み出し、地球上の生命体である私たち人間の月経周期や妊娠出産にも深い関わりをもつ。
木星もその巨大な重力によって、地球を守る盾のように彗星や小惑星を引き寄せ、また、太陽ほど極端ではないが発するエネルギーは地球にも影響を与えている。

これらは直接的な物理現象を伴っっているが、より小さな力も何かしら地球に影響を与えていると考えても何ら不思議はない。

そこで考えられるのが、地球への重力の影響であり、先述した通り重力の影響はエントロピーの分布に作用する。

太陽系の惑星は非常に複雑な動きをしている。そして太陽系自体もヘラクレス座の方向へ秒速20キロメートルで進んでいるとされる。
なので、全く同じエントロピーの分布となることはあり得ない。しかし、最も重力場に影響を与える太陽系内の星々は、ある程度の周期性と相似性を示すのではないか?

そしてそれは冒頭で示したマーク・トウェインの言葉、
「歴史は繰り返さないが韻を踏む」に繋がるのではないかと考える。

気づいて利用している人たちがいる

わたしは趣味の一環として株取引をしているのだが、株取引のアノマリー(理論的根拠があるわけではないが、経験的に得られる規則性のこと)に「新月・満月」がある。株取引を始めた当初は因果関係が見出せず無視していたのだが、ある程度の年数を経験した今では無視できない要素として、自身のカレンダーにも書き込み参考にしている。

しかし、どう考えても「新月・満月」が株取引に影響を与える理論的な理由が見出せず、「新月・満月」を意識して株取引を行っている人が一定割合いるためにアノマリーが発生しているのではないかと結論づけた。

そしてこれと同じようなことが他の占星術でも行われていると考えている。
大多数の人は明確な因果関係には気が付かず、その他多くの巷に広がる占い(血液型やタロット)と同じ感覚で占星術を用いているのではないか。

そしてごく一部の人のみが、占星術が本来意図するものに気がつき、恣意的にウソも真実も混ぜ合わせ世間に流布しているのではないか?と思うに至った。

占星術は長期の天気予報のようなものではないか?

いままで書いたことを紐解くと、占星術は事細かい日時や具体的に起こることを指し示すものではないことがわかる。
言うなればそれは長期の天気予報のようなものではないだろうか?

例えば、エルニーニョが観測されれば冷夏が、ラニーニャが観測されれば暑夏が訪れるように。日本周辺の海水温が高ければ台風が発生しやすくなるように。
何も知らなければ面食らうが、台風が多そうだと思えば対策もとれる。

そして、南に向けて風船を飛ばしたければ北風が強い冬場が良い。
何か意図がある場合は、北風が吹くのを待っているのではないだろうか?

やはり何かは起こる

かなり遠回りしたが、やはり多くの占星術師が言う通り2023年の春分の日を起点として何かは起こる(起こされる)と思っていた方が良い。

2020年のコロナ騒動を境に運転の荒いタクシーに乗せられて高速道路を移動していたけど、次は2023年の春分の日を境にジェットコースターに乗せられたような感覚に陥るのではないか。

恐怖心を覚えるほど目まぐるしく景色が変わっていくことだろう。
でも今は外に飛び出るタイミングではない。あなたはジェットコースターに乗っているのだから、怪我では済まないかもしれない。

もし少しでもこのブログに書かれている内容を覚えていてくれたなら、(天災が起こってしまった場合を除いて)ジェットコースターから飛び降りることはやめてほしい。
もし、あなたに大切な人がいるのであれば、外に出ないように、あなたのその手で引き止めてほしい。
あなたにもしお子さんや年老いたご両親がいるのであれば、手を取り合って嵐が過ぎ去るのを待っていてほしい。

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記事作成に関して

(「です・ます調」で記載します)
この内容はブログの記事案として考えていたものの、掲載する気はありませんでした。
イタズラに人の不安を煽ることに意味はないし、何より私は宝石や富裕層ビジネスには精通しているものの、占星術や物理学はちょっとかじった程度の素人だからです。

ただ、「春分の日」を前後して世界情勢や社会は騒がしくなるだろうなと考えていて、そして残念ながら世界は混乱していく一方のようです。なのでせめてこのブログを訪れてくれた人には注意喚起をしておこうと記事を作成しました。

最後に冒頭で紹介したマーク・トウェインから2つの言葉を紹介します。

 -自分を元気づける一番良い方法は、誰か他の人を元気づけてあげることだ。

 -私がこれまで思い悩んだことのうち、98パーセントは取り越し苦労だった。

あなたとあなたの周りの人が幸せでありますように。

(おしまい)

店長のひとりごと
執筆担当者
この記事を書いた人
ぶたねこ店長

現在、個人事業主としてECショップ運営を中心に活動しています。

23年間、会社勤めをしていました。うち22年間は最大手の外資系宝飾ブランドに所属していました。
店頭業務にも携わっていましたが、主にオフィス業務で商品開発、販売促進、マーケティング、取引先との交渉など多岐にわたる業務をこなし、さまざまな知識と経験を得ることができました。

さらに、GIA G.G.(米国宝石鑑定資格)というマニアックな資格を米国で取得しているので、宝石や英語学習に関する見識があります。

10年以上に渡り出張族(日本国内がメイン)として、佐賀県以外の都道府県をすべて訪問し、地方の居酒屋などもよく知っています。

これらの事をブログで発信していきます。
「Curio Trading ブログ」(宝石や百貨店などの特化ブログ)
「店長のひとりごと」(雑記ブログ) という構成になります。
ぜひご一読ください。

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